どの業界でもプロと言える人がいる。
我々不動産業界もしかり。
不動産屋さんに入社して営業部に配属されたとする。
お客様から不動産を購入したいと言う問い合わせの下、物件を探しお客様へ伝える。お客様がその不動産物件を気に入り契約に至る。
その契約の前にその不動産の調査をして重要事項説明書を作成しお客様へ説明をする。それから契約締結となる。
これは、不動産営業としてごくごく普通のことだ。
問題は、この重要事項説明書で細かく説明する一つ、一つについて完璧に把握しているかという点だ。
建築基準法はどうだ、都市計画法どうだ、農地法はどうだ、公有地拡大推進法はどうだ、国土利用計画法はどうだ、とか、もう数え切れいないほど沢山の項目を調査し把握してお客様へご説明しなくてはいけない。
しかし、よく考えてみれば、これもお金をもらって仕事をする上では当たり前のこと。
では、何を、、
今日は何でこんなことを書こうと思ったかと言うと、
先日、ある土地家屋調査士さんへ農地の事で色々相談したことが発端。
その日は相談内容を伝え問題をクリアするにはどうしたらいいのか。と色々知恵をいただきこちらの要望を伝えた。
しかし、そこには目新しい回答がなく壁に当たったままで打合せ終了。
解決の糸口がつかめず、何となくあきらめムード。
数日後、その土地家屋調査士さんがアポもなくふらりと立ち寄った。
先日の件だけど、、、と話が始まり、これこれしかじか、と言う運用基準があるのでこれを使って役所と交渉を始めた。と言うではないですか。
先日の打ち合わせの後、農地法に付いてまだ分かっていない事が有るのではないかと色々調べてくれたとのこと。
いやいや、こちらの要望をしっかり受け止めていただき、役所との調整までやってくれている。しかも、役所を説得する資料まで作成してくれてのことだ。当然、今までのお付き合いの度合いもあろうかと思うが私にしてみれば『神対応』と思わざるを得ない。
久しぶりにプロを感じた仕事ぶりに感謝すると共に感激した。
ありがとうございます。と伝えると、この位できなきゃプロと呼んでもらえないよね!!だって・・・・カッコイイーー!!!
『この人に相談して良かったー』と誰でも思う事ではないだろうか。
そう。
お客様の要望にいち早く気づき、当たり前でない事にも対応出来る。
文章にすると、プロの仕事って、こんな短いものなのではないだろうかと感じた。
ありがとうございました。